街
街/はるこたつぶとん倶楽部♧
最寄り駅から徒歩8分で選んだ端っこの狭い部屋
夜になると赤い光誰かを助けるためのうた
どうにもならない気持ちをただ渡せない手紙に記すこと
冷たい窓のふちに触れて笑っていたあの日のことも
もうやめようか 寂しくてさ
もうやめようか 君がそう言うなら
片道3時間のこの街に雪はまだ降らない
こんなに寒いのに
鳴らない携帯握りしめて会いたいなって呟いたこと
線路を走るあのこの声も数える程しかしないんだ
もうやめたいな 逃げ場もなくてさ
もうやめようか 君もそう思うなら
片道3時間のあの街は雪の降る街だということしか知らない
片道3時間のこの街に雪はまだ降らない
こんなに寒いのに
君が来ないと知った夜から少しずつ汚れていく狭い部屋
あれやこれやその約束も何ひとつ叶えられないまんま
もうやめようか
もうやめようか
君がそう言うなら
窓の外は赤い光誰かを助けるためのうた